2022年4月16日土曜日

初、GXR+OM135mmF4.5macro -2022/04/16 青葉の森

RICOH GXR
RICOH GXR MOUNT A12
OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5

先日、今さらながら新規導入したLeica MマウントボディとOLYMPUS OMマウントレンズの変換アダプター。
ついに、OLYMPUS OM AUTO EXTENSION TUBE 65-116mmと組み合わせる望遠マクロレンズ、OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5を装着しての望遠マクロ撮影が実現しました。

R0018673
F4.5開放、1/570sec
ISO200

ほぼ真横からのマキノスミレ、少々「マクロ」とは呼べるかどうかという距離からの撮影ですが、35mm判270mm相当の望遠という雰囲気が出ています。

これまでなら、50mmレンズで100mm相当の中望遠撮影となるところですが、全景と背景のボケ具合もいい具合で、被写体となるマキノスミレの花も、手前の花にピントを合わせ後ろの花がわずかにボケるバランスもバッチリと思います。
50mmレンズであれば、被写体にかなり近づく位置関係から、狙ったピント位置前後の被写界深度が極めて狭くなるので背景はかたちが不明瞭になるほどボケますが、このくらいの距離ではちょうど良い合焦範囲とピントを外した部分のボケ、トータルバランスが良くなっているようです。そのかわり、画面に写る範囲に目立つ邪魔なものがある場合にはたとえ被写体には良いアングルでも、撮影を断念せざるを得ない場合が多く、なかなか被写体と周囲の状況、太陽との位置関係や向きなどすべての条件が整う「コレだ!」というシチュエーションを見つけるのはたいへんです。

同じ構図で、2段絞ってF8で撮った写真もあるのですが、背景がハッキリしすぎてメインの被写体が埋もれてしまいました。

このレンズならばまだまだ近くへ寄っていくことも可能でしたが、この写真は気に入っています。

R0018709
F4.5開放、1/290sec
ISO800

こちらは、斜面で花を咲かせるヤマエンゴサク。
この斜面は崩れやすくて、近くまで行くことができず、離れた場所から撮影しています。すでに「マクロ」ではなく単なる「望遠」撮影になってしまっています。

ただ、このレンズは無限遠まで合焦可能なので、ふつうの望遠レンズとして使うことも可能で、しかもこのように遠くの被写体を撮影しても画質は十分です。

しかし、270mm相当の望遠でもこの程度なので、けっこう距離が離れています。F4.5ですので絞りを開放にしても、うしろの枯れ葉や枝がけっこうクッキリ写ってしまいます。

R0018710
F4.5開放、1/310sec
ISO800

こちらはわりと近い距離のヤマエンゴサク。
画面左上から斜面に沿って垂れ下がった先に花をつけています。
枯れ葉が目立ってしまっていますが、手が届かないのでそのまま写ってます。

私はこの場所でしかヤマエンゴサクの花をみたことがないのでこんなものかと思っていますが、Webなどで見るヤマエンゴサクは、もっと「シャキッ」と立ち上がっているものが多いです。
なぜここのヤマエンゴサクはこんなにだらっとしているのか?

しかしこの135mmマクロレンズ、エクステンションチューブと合わせるとかなりの大きさ、重さになります。ピント合わせもチューブの伸縮プラスレンズのヘリコイドという2段階で少々面倒ですが、無限遠から0.5倍(等倍相当)まで幅広く対応可能な270mm相当の望遠レンズなので、たとえ出番がなかったとしても、青葉の森には持って出かけたいレンズです。

過去に、どれくらい寄れてどれくらいの範囲が写るかを試したことがあります。だいたい65-116mmチューブに14mmチューブをつなげて寄ったときに写る範囲とOM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5レンズでいっぱいまで寄ったときに写る範囲が同じくらい、被写体までの距離は倍近く違うようです。

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