RICOH GXR・・・
RICOHがPENTAXをHOYAから買い取る前に販売されていた、ちょっと個性的なミラーレス一眼カメラです。
レンズと撮像素子をパックしたユニットをボディと組み合わせて使うというユニークなシステム。
そして、LeicaのMマウント(LMマウント)レンズが装着できるレンズマウントユニット、GXR MOUNT A12が出てから、これを手に入れてLMマウントをKマウントに変換するアダプターを介して、主にRICOH XR RIKENONレンズ2本、そしてカビだらけの状態から復活したsmc PENTAX 24mm F2.8レンズの計3本を装着して電子ビューファインダーVF-2を組合せ、使っていました。
いまさらという感はありますが、ついにLMマウントをOLYMPUS OMマウントに変換するアダプターを入手、そしてOMレンズを使えるようにしました。
これは、ベローズやエクステンションチューブ65-116mmと組み合わせて使う望遠マクロレンズ2本、OM ZUIKO AUTO-1:1 MACRO 80mm F4とOM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5をGXR MOUNT A12ユニットのAPS-C素子で撮影してみたいというのが動機です。
(マイクロ)フォーサーズシステムにこれらのレンズを装着すると160mm, 270mm相当というかなりの望遠マクロとなってしまうので、なかなか使う場面がありませんでした。そのような状況を、より大きなサイズの素子と組み合わせることで改善し、より使いやすくなるのではないかと期待して、いちど試してみたいと考えたわけです。
ヨドバシカメラでマウントアダプターを見てみると、K&F ConceptというメーカーのOM-LMアダプターが意外に安かった(税込み3,360円)ので、「えーい、買っちゃえ!」と。
OLYMPUS STYLUS XZ-2, P4091611
P4091606
この状態で35mm判の75mm相当、45センチまで寄って撮れます。
その中の14mmのチューブを入れてみます。
P4091607
この状態で、このカメラはこんな感じになります。
P4091608
けっこうイイ感じです。コンパクトでありながら、ちょっとずっしり感もあります。
グリップの形状がとても握りやすく安定するのがGXRの特徴です。
このシステムで、仙台城三の丸の花を撮ってみました。
GXR+OM50/1.8, R0018610
F1.8開放, 1/500sec
ISO200
R0018611
F1.8開放, 1/440sec
ISO200
レンズ単体で寄れるのはここまでですが、14mmのエクステンションチューブをつけて、レンズは無限遠(最も縮めた状態)にすると
GXR+OM50/1.8+EX-14, R0018616
F1.8開放, 1/380sec
ISO200
ここまで寄れます。さらにヘリコイドをいっぱいまで繰り出すと
R0018613
F1.8開放, 1/310sec
ISO200
少し右へ回り込んで、少し下がります。
R0018617
F1.8開放, 1/410sec
ISO200
タチツボスミレなのですが、まっすぐ立たずに脇をのぞき見るような姿勢。
けっこういいボケ具合ですね。
RICOH GXRは2009年12月18日発売、そしてレンズマウントユニットは少し遅れて2011年9月9日の発売ですが、私が購入したのはGXR本体とズームレンズユニットのセットを2011年11月30日、そしてレンズマウントユニットは2013年1月20日でした。
10年以上前のカメラですが、まだまだ活躍してくれそうです。
手ぶれ補正機構がないので、手持ちでは薄暗い場所でのスローシャッターで手ブレが心配です。
OMのベローズ望遠マクロレンズを使うときには三脚が必須でしょうが、フラッシュまたはライトでの照明も必要になってくるかもしれません。
いろいろと構想中です。
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