2010年8月17日火曜日

TENPAアイピースとKatzEyeスクリーンで初MF -2010/08/16青葉の森にて

OLYMPUS E-420
TAMRON SP 28-105mm F2.8 LD Aspherical IF (176A)


マグニアイピースとスプリットプリズムスクリーンでMF撮影に強化した(つもりの)E-420ですが、8月上旬は多忙でしたのでなかなか試してみる機会がありませんでした。

お盆休みにようやくテスト撮影のチャンスが。
しかも、超久しぶりにTAMRONの176Aズームを引っ張り出してきました。

実は、このカメラとレンズの組合せには大いに不安もあったのです。
それは、カメラのコンパクトさとレンズのでかさのアンバランスです。

私の手は男性としてはかなり小さい部類に入ると思います。
それでも、E-420を持つと小指が「遊んで」しまいます。


こんな感じ。
(この写真ではE-420にOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8(二代目)を装着)

実質、親指の付け根と中指、薬指だけで全重量を支えることになります。

軽いレンズなら何の問題もないのですが、176Aとなるとちょっと様子が変わります。
なにしろE-420ボディの380gに対して176Aの重量は905g(ニコン用アダプトール2マウント付きのとき、TAMRONのWebページより)。
これはきついのでは・・・と。


しかし、実際に持ち出して使ってみると、意外に問題ありませんでした。
構えて、ピントリングを回し、シャッターを切る。
この動作に関しては思ったほど問題は生じませんでした。
ピントリングが軽く、回転角もそれほど広くないからです。

ところが、
広角側で撮るときに、ピント合わせのため一時的に望遠端に持って行ってまた戻す
という動作では、ズームリングのトルクの重さもあるのですが、ズームの回転角が広いこともあって結構しんどいと感じました。

三脚を使えばいいじゃないか、ということになるかもしれませんが、
レンズが重いので、カメラ本体を三脚に固定するとかなり前のめりになってしまいます。
思案のしどころですね。

さて、前置きが長くなりましたが、
実際のピント歩留まりはどうだったでしょうか?

まずは記念すべき初ショットを。

P8161623
F4, 1/1000sec (-0.7EV) ISO800

青葉の森の駐車場から道路を少し下っていった、散策道入り口のちょっと手前でみつけたよくわからない花とスズメバチです。
暗い森の中に入ってから撮影を始めるつもりだったので、ISO800に設定していたのですが、その前の明るいところでの撮影開始となったので、無駄にシャッタースピードが速くなってます。

高感度設定なので粒状ノイズも気になります。
肝心のスズメバチにピントが来ておらず、結構前ピンになっているのですが、これはこのスズメバチさんがかなり激しく動き回るので追いかけきれなかったのです。
ピントを決め(たつもりになっ)てからシャッターを切るまでに、向こうへ歩いて行ってしまったのであって、私のピント合わせが失敗した訳ではない(と思いたい)です。

でも、手前のピントが来た花の部分をよく見ると、けっこう質感も出ていて(F4に絞ったせいかもしれませんが)思ったほどぼんやりした感じにはなっていません。
撮影時に0.7段アンダーにし、現像時には何もいじってません。
色にメリハリはないですが、それほど使えないというわけでもなさそうです。

しかしこいつは何という名前の花なのでしょうか。
ミドリのつぶはつぼみのようです。
開いた(?)花はピンクとオレンジの2色のバリエーション。
真ん中の角のようなものがしべでしょうか?

P8161626
F4, 1/800sec (-0.7EV) ISO800

これなんか、けっこういい味出てるんじゃないでしょうか。
上の写真に写っているのと同じ花です。
スズメバチさんはというと、

P8161630
F4, 1/1000sec (0.0EV) ISO800

もう少し向こうの花に移ってました。
ちょっとピントがうしろにいって、羽のあたりに来てしまってます。残念。

P8161632
F4, 1/1600sec (0.0EV) ISO800

今度はちょいと向こうへ移りました。
残念ながら、またもやピンは羽のあたりに・・・

ズームは望遠端(105mm、210mm相当です)に固定してました。
ちょっと距離があって、引くことがなかったというのが実際のところですが、もしズーミングもしながらピントを合わせて・・・という操作が必要になったら、もっとピンぼけを量産してしまうことでしょう。

次は、コマツナギの花です。

P8161635
F4, 1/320sec (0.0EV) ISO800

ピントは残念ながら、花にジャストとはいってません。ちょっと手前の葉のほうに来てます。
しかも、その葉には日が射しているのですが、肝心の花は日陰になってます。
でも、ピンぼけがかえってソフトなムードを醸し出している、とは・・・いえないか。

手前のピントが来た葉がなければ、それはそれでいい感じになってくるかも。

さて次は、ちょっと高いところに咲いている花を見上げる形で。

P8161640
F5.6, 1/200sec (0.0EV) ISO800

少し絞りましたが、8枚の絞りがきれいな丸ボケを作ってます。

実は、同じような被写体、アングルで7月11日に50mm F3.5マクロを使って撮った写真があるのですが、このレンズできれいな丸ボケを出そうと思うと、絞りを開放にする必要があります。
ちょっとでも絞ると、ボケが六角形になってしまうんです。
意外とこのレンズ、いけるかも知れませんね。(でかくて重いけど)

P8161647
F5.6, 1/125sec (0.0EV) ISO800

いよいよ森の中へ入っていきます。
まずはクモさんです。(何グモ?)
トリミングして、アップにしてみますと、

こんな感じ。

けっこう逆光条件にも堪えますね。

最後に

P8161664
F5.6, 1/40 (0.0EV) ISO1600

「せせらぎ広場」近くの沢です。橋が架かっていて、その上から撮りました。
かなり暗くて、ピント合わせはかなりしんどかったですが、向こうに一部日が射して光っている木の葉を目標に合わせてみました。
ズームは広角端(28mm、56mm相当です)。
ISO感度をいっぱいまで上げても、シャッター速度は1/40秒。
かなりきついです。

全体的に、暗い森の中というシチュエーションでは
シャッター速度を稼ぐのは至難の業ですね。
ISO感度を上げるとかなりノイジーになってしまいます。

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