RICOH XR RIKENON 135mm F2.8
RICOH XR RIKENON 50mm F2L
一年ぶりに、青葉の森でクルマユリの花に出会えました。
先週行ったときはまだ時期が早くて、つぼみの状態でした。
今日はタイミングもばっちり。
去年の今頃に出会ったクルマユリと同じ株だと思うのですが、去年はまだてっぺんの一輪だけがつぼみでしたが、今回は花がすべて開いていました。
オレンジも鮮やか、ちょっと薄暗い森の中でひときわ目立っていました。
E-5, P8118352 |
F4, 1/1250sec (-0.7EV), ISO800
写真に撮ってみると、実際に目で見るよりも少しオレンジがきつめに出るようです。もう少し黄色い感じのオレンジだったのですが、赤みが強いです。
オレンジで小さめの花をつけるユリには、このクルマユリのほかにコオニユリもありますが、葉のつきかたで見分けられます。
クルマユリはその名の通り、茎の下の部分につく葉が「輪生」します。これが歯車のように見えるのです。
E-5, P8118331 |
F4, 1/250sec (-1.0EV), ISO800
上の写真では大きなほかの植物の葉の下に隠れて見にくいですが、ちゃんと輪生しています。
E-5, P8118332 |
F4, 1/200sec (-1.0EV), ISO800
この写真では、左下のほうに輪生したくるまの葉、上のほうに互生した葉が見えると思います。
RICOH XR RIKENON 50mm F2Lレンズで撮ると、少しコントラストがつきすぎてしまうようなので、RAW現像処理の際に少しコントラストを下げてみました。
さて、この花を撮らせてみたいレンズ、RICOH XR RIKENON 135mm F2.8を持っていきましたので、何枚か撮影しました。
去年は、OLYMPUS E-620ボディにOLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 135mm F4.5レンズをつけて撮影しました。このOMマクロレンズは、単体では使用できず、ボディとのあいだにベローズまたはエクステンションチューブをつけなければならない特殊なレンズです。このレンズはOLYMPUSが誇るマクロレンズだけあって、描写性能は文句なしです。それに対して、今回は同じ焦点距離ではあるものの、ごくごく平凡なRIKENONレンズ。さあ、どうでしょうか。
E-5, P8118335 |
F2.8開放, 1/400sec (-1.0EV), ISO800
ついでに、少し絞って撮った写真も載せます。
E-5, P8118338 |
F4, 1/200sec (-1.0EV), ISO800
やはり、絞り開放では収差によるにじみが出ます。花が光っていて背景が暗いので余計に目立ちます。F4まで絞るとずいぶん改善されますが、全体的にソフトな感じになりますね。
写りの「甘さ」と取れば、オールドレンズの欠点ということになってしまうでしょうが、「味」と見ればこのレンズの個性です。
最後に、RIKENON 50mm F2Lレンズで花にグッと寄って撮った写真を披露します。
E-5, P8118343 |
F2開放, 1/640sec (-1.0EV), ISO800
この写真も、コントラストをやや低めに調整しました。・・・でも、なんだかシャープさが失われてしまったような気もします。
比較のために、何も触らずRAW現像したものもあわせて。
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おそらく、次回青葉の森を訪れることができたとしても、そのときにはもう花の時期は終わっているでしょう。
来シーズンはどんな風に撮るか・・・そのときには撮影機材に変化はあるのかもしれません。
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