OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
仙台市青葉区、青葉の森緑地の2015年春シーズンは、3月半ば頃からぼちぼちセリバオウレンの花が咲き始め、4月上旬まで楽しめました。
3月8日に訪ねたときは、土から顔をだしたばかりで開く前の花がほとんどでした。
3月15日に訪ねたとき、まだまだ数えるほどしか花を開かせていませんでしたが、ぼちぼち散策路脇に白い花が目にとまるほど咲きだしていました。
・・・が、そのときの印象は「雄花が多いなあ」。
さて、それから約3週間、4月4日に訪ねたときはというと・・・
この日のコースは、青葉の森あるきのなかでも定番の、こもれび広場からチゴユリのみち、そして旧わんぱく広場から花木広場に出てこもれびのみちを戻るというルートに沿って行きます。
今シーズン初のショウジョウバカマを見て、こんな季節かと再確認した直後・・・最初のセリバオウレンショットがこちら。
E-M1, P4041946 |
散策路の斜面側、ちょっと盛り上がった日当たりの良い場所で、枯れ葉の中に白く輝くセリバオウレンの花。
メインは雄花です。
そして、以前の記事でも紹介した、ほぼ完全な(?)雌花をじっくり観察したあと、白い花の真ん中に黒いものが見える花を発見。
E-M1, P4041953 |
控えめのめしべを引き立てるように、おしべが囲む両性花です。
E-M1, P4041956 |
こちらは、ほとんど雄花ですが、真ん中に退化しきれず赤い点として残っためしべが見えます。
E-M1, P4041987 |
木漏れ日が強めに照らす明るいスポットに浮かび上がるのは、ちょっとめしべのほうが優勢な両性花です。
花が咲き始める3月には、雄花の割合が多めだった印象ですが、花期中盤から後半へと進むにつれて両性花が増えてくるように感じます。
純粋な雌花は全体を通してかなり少ないです。
この時期、セリバオウレンの花はあちこちにたくさんあるのですが、「イイ感じの花」と「イイ感じの葉」そして「イイ感じの周辺環境」がそろった花はそうそうありません。
この時期に青葉の森へ入るときは、いつも必死に「姿のいい」セリバオウレンを探していますが、元々少ない「純粋な雌花」、写真に撮りたくなるようなものを見つけるのは至難の業です。
まあ、たくさんある雄花でも、きれいにおしべが広がって、しかもきれいに白い状態のもの、さらにいい具合に葉とセットになっているもの、というとなかなかありません。
ちょっとタイミングが遅れるとおしべの先(葯)が花粉を出し尽くしてしぼみ、黒くなってしまうのです。
3月、4月のセリバオウレンとの格闘(?)は、今後も毎シーズン続いていくと思います。
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