RICOH XR RIKENON 50mm F2
ちょっと前になりますが、9月10日(土)に三居沢から青葉の森へ入りました。
以前は、三居沢から入るときには「気合いを入れて」歩き、どんどん奥の方まで行っていましたが、この暑い夏のせいか、体力を完全に消耗しきってしまって、特に後半は歩くのがやっとの状態のため、いい被写体に出会ってもカメラをセットする気力がなくなってしまうという情けない状況でした。
そこで最近は、無理せず歩く範囲もあまり広げず、そして被写体もあまり欲張らずに絞り込んで臨む作戦に切り替えています。
被写体を絞れば、持って行くレンズもある程度限定されるので荷物が軽くなります。
あれもこれもと欲張ると、重くなった荷物でさらに体力を奪われ、結局一度も出番のないレンズもあったりして、あまりいいことがありません。
今回は、E-420ボディにはRIKENON 50mm F2のみ!と決めていました。
三居沢入り口から上がっていくと、すぐのところに紫色のきれいな花を発見。この日歩いたコースでは、この場所にしかなかったこの花。
E-420, P9106761 |
撮影時には名前がわからなかったのですが、あとで教えてもらいました。「ヤブラン」
いつも参考にさせてもらっているブログ「きょうの青葉山」。ここでもヤブランについていくつか記事が掲載されていますが、森のどこかに人の手で植えられた群生地があるようですね。
もしかするとこのヤブラン、その群生地から鳥か何かによって種が運ばれてきて育ったものかも・・・
でも、もともとここに自生していたと思いたいです。
いずれにしても、秋には黒紫色の実がなるそうですので、いまから楽しみです。
さて、ここでRIKENONレンズを逆付け!
接近戦に挑みます。
E-420, P9106765 |
F2開放, 1/60sec, ISO400
地面に肘をつき、下から見上げるように撮るのはかなりつらい体勢です。すごい格好でシャッターを切る私の側を、何人かの方が迷惑そうに・・・申し訳ありません
E-420, P9106776 |
F2開放, 1/250sec (+0.3EV), ISO400
E-420, P9106777 |
F4, 1/80sec (+0.3EV), ISO400
この2枚は、絞り値の違いも多少ありますが、下の写真では2つの花にピンとを持っていこうと少し視点を高くしたので背景の具合も変わり、違った雰囲気になりました。
最後に、XR RIKENON 50mm F2レンズらしい(というか、もしかしたら逆に「らしくない」かも)写りの一枚を。
E-420, P9106783 |
PENTAX K接写リング No.3 (28.5mm)
F2開放, 1/400sec (-0.7EV), ISO400
本来、XR RIKENON 50mm F2レンズといえば「和製ズミクロン」とも呼ばれるほどシャープな写りが特徴のはずなのです。
ひっくり返して逆付けされたり、接写リング(中間リング、延長(エクステンション)チューブなんて呼ばれたりも)でむりやり最短撮影距離を短くされて目の前でしかピントが合わないようにさせられたり、無茶なことをされたときの描写があまりにも正反対。
とてもソフト、かつボケの味が独特でこってりした油絵のような感じ。
同じようにひっくり返されたり筒を挟まれたりして使われるOM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズも「ほわほわ」になりますが、こちらのボケはサーッとひろがる水彩系です。
どちらが良くてどちらが良くないと比較はできません。
どっちも良い。
だから写真は面白い。
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FotoPusにヤブランの写真を投稿しています。
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