OLYMPUS OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
OLYMPUS OM AUTO EXTENSION TUBE 65-116mm
OLYMPUS ELECTRONIC FLASH FL-36R
11月27日(土)は、午前中に自転車で広瀬川河川敷(広瀬橋よりさらに下流)へ行き、昼過ぎに片平キャンパスで撮影でした。
今回の片平キャンパスミッションは、前々から時間を取ってやってみたかった
「FL-36RのRCモードを使った超クローズアップ撮影」
です。
ターゲットは、ハナヤエムグラとハキダメギク。
手持ち、あるいは三脚を使っての自然光下撮影は何度か行っていますが、どうしてもシャッター速度が稼げず、手ブレもそうですが風による被写体ブレの影響が大きく出て、満足のいく写真が得られていませんでした。
かなりのフラストレーションで、常々「いまの花の時期が終わるまでに一度はトライしてみたい」と思っていました。
そして今回、
どうせやるならと、手持ち機材の中でもかなりの高倍率条件
OM ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F3.5
OM AUTO EXTENSION TUBE 65-116mm
の組合せをチョイスしました。
116mmの長端で使えば2.8倍、つまり35mm判に換算してなんと5.6倍という倍率になる計算です。
まず三脚が必須であることはもちろんですが、フラッシュの使用も無視できません。
自然光の照明が打ち消されて、完全に人工的な照明になってしまうことに、これまでは強い抵抗があったのですが、今回はそんなことは言ってられません。
ハキダメギクに関しては、また場をあらためるということにして、ここではハナヤエムグラ撮影の顛末を。
設定は、
カメラ側を絞り優先オートに、当然本体のRCモードをONにします。
FL-36Rをカメラ本体の設定に合わせてRCモードとし、発光はTTL。
撮影では、FL-36Rを手に持っていろいろな角度、距離から光を当ててみます。事前に画面でチェックできないので、とにかくシャッターを切って再生画面で確認、です。
どの角度からどれくらいの距離で当てたかは、記録に取っていたわけではないので、記憶と実際に移った写真からの推測になってしまいますが・・・
RCモードでFL-36Rを使うと、本体の内蔵フラッシュも光らせることになりますが、被写体がレンズの目の前にいるので、その光は完全に遮断されます。
FL-36Rの光は、手前から当てようとしたときにはかなり制限をうけます。真正面からは完全にムリですし、なるべく手前から当てようとすると距離を詰めることになるので、光が強すぎて白く飛んでしまいます。(FL-36Rの光量をマニュアルで調整すればよいのかもしれませんが)
・・・前置きが長くなりましたが、実際に撮った写真で見てみることにしましょう。
絞り条件は、特にことわりがない限りF5.6またはF8だったと思います。
フラッシュを発光したときは、シャッター速度は一律1/100秒です。
いずれもISO100で撮影。
1枚目は、ほぼ真上からフラッシュだと思います。
手前の花のくぼんだ真ん中の部分は影になっていますが、そのぶん突き出しためしべに光が当たって、やや暗いバックに映えています。
でも、上を向いている後ろの花にまともに光が当たっているので、これが白く光ってしまっています。これを何とかできれば・・・という感じです。
左側にある葉の上面にも光が当たり、白く光っているのも、主役の花が埋もれた感じになってしまって、いまいちです。
2枚目は左上、手前からフラッシュ。
手前と奥の花に同じように光が当たっています。
手前の花の、2本あるめしべの左側が、背景の明るさに負けて目立たなくなっています。
花自体も、正面からまともに光を受けているので、のっぺりと平面的な印象になってしまいました。
3枚目は、1枚目と同じように見えますが、このときより右側面から光を当てています。
そのおかげで、左側の葉には花自身が影となって光を遮ったかたちとなり、画面の左半分はいい感じに仕上がりました。
ただ、右端の花にはかえってまともに光が当たってしまっているので、白く光っています。
これをよしとするか、トリミングでカットしてしまうか、思案のしどころですね。
4枚目は2枚目とほぼ同じ仕上がりになっています。
たしかフラッシュの照射方向は少し違っていたと思うのですが、ほとんど効果はなかったようです。
・・・ということで、この構図では3枚目(PB275726)が大成功!
おしべがもやしのようにだらしないのがちょっと気になりますが。
ちょっと長くなったので、続きはあらためて。
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